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beachmollusc ひむかのハマグリ


海辺の浅瀬は水産動物のこども達のゆりかごです
by beachmollusc
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海辺の自然を取り戻そう
 自然の恵みを後世に残すためには、その生態と環境を深く、よく知ることが基本です。

 海岸の浅瀬、干潟や砂浜は資源生物のゆりかごです。
しかし、それにおかまいなしに埋立てや海岸構造物の建設、水質汚染も加わって、日本中の水辺、海辺の環境は撹乱され、破壊されてしまいました。その結果、ハマグリなど干潟の動植物の多くが絶滅危惧種となっています。

 このブログでは、主に砂浜環境の保全を念頭において、日本各地の山、川、海の姿を調べて見てまわったこと、
そして2006年5月に移住した日向市の海辺と里山の様子や生き物などを紹介します。

このブログにリンクを張ることはご自由にどうぞ。

    - 自己紹介 -

大学院博士課程修了後7年間の海外での研究と28年余り大学教員をしていました。

海の無脊椎動物(貝、ヒトデ、サンゴ、クラゲなど)が専門、自称の学位は Doctor of
Underwater Marine Biology
(DUMB:バカセ)

楽観的な悲観論者または悲観的な楽観論者:生態的に無理をしている人類の滅亡は近いだろうが、それも自然の摂理じゃないのかな

せっかちな慎重派:ゆっくり
見極めて急いで集中的に
お仕事します

好きなもの:日本蕎麦が一番、パスタ・スパゲッティ、うどんもよし、つまりメンクイです

嫌いなもの:人混み、投棄ゴミ、マスゴミ、脳衰官僚

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<   2009年 07月 ( 24 )   > この月の画像一覧


宮崎県の山間部の農地保全と蔓性果樹、特にサルナシ類

はじめに

太陽と水に恵まれた宮崎県は、平野部はもちろん、山間地においても農産物の栽培に適した自然環境が広がっている。しかし、それを経済的に活かす取り組みが欠けたまま、生産者の高齢化が進み、放棄された耕作地が広がっている。また、過去半世紀の林業政策(拡大造林)の失敗で、人工林の持続的な生産が難しくなっており、荒れるがまま放置され、伐採された後もそのまま放棄される場所が少なくない。

県内では山の恵みを糧とするために生産者によって様々な努力がなされていて、シイタケや柑橘類などで一定の成果は認められるが、特産果樹になる可能性を持っているサルナシ類に関しての取り組みは乏しい。最近、国内各地で地域起こしのメニューとしてサルナシの利用が注目され始めている。しかし、東アジア原産であるサルナシの栽培・生産は欧米、特に南北アメリカで進んでいて、ベビーキウイという名称で商品化され、人気を得ている。欧米でブレイクした後、これは日本にも輸入されている。

Yang Toa, The Incredible Chinese Gooseberry By Paul Widerburg
Walk About Magazine Mar-Apr 2006
http://www.unclepaulsproduce.com/articles/walkabout/Kiwi/WA_marApr06.html

かつて中国原産のオニマタタビの種子が1世紀前にニュージーランドに渡り、その後の栽培努力が実って特産果樹となり、キウイフルーツという名称で世界中に広がった。ベビーキウイはキウイフルーツに較べて食味が優れているだけでなく、ブドウと同じように果皮ごと食べられることで人気が出たとされている。日本各地に自生している果樹が海外で栽培されて生産物が逆輸入されていることは、国内での自然の恵みを活かす取り組みが貧弱だった事実を浮き彫りにさせている。

主に西日本の暖地に分布しているシマサルナシは、島根、兵庫、三重で「絶滅危惧I類」、和歌山と東京で「絶滅危惧II類」、そして鹿児島で「準絶滅危惧種」としてレッドリスト入りしている。全国的に分布するサルナシとマタタビは千葉県と鹿児島県で「準絶滅危惧種」に指定されている。また、ウラジロマタタビは熊本で「準絶滅危惧種」に指定されているほか、岡山で「希少種」、そして鹿児島で「分布重要種」とされている。

レッドデータ検索システムのサイトから:
http://www.jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06030431738  サルナシ
http://www.jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06030431742  シマサルナシ
http://www.jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06030431739  ウラジロマタタビ
http://www.jpnrdb.com/search.php?mode=map&q=06030431741  マタタビ

千葉市は独自のレッドリストでサルナシを「最重要生物」のカテゴリーに指定している。
千葉市の保護上重要な野生生物 − 千葉市レッドリスト −
http://www.city.chiba.jp/env/redlist/redlist.pdf

長崎県佐世保市のレッドリストはマタタビ、サルナシ、シマサルナシの3種を準絶滅危惧種に指定している。
http://www.city.sasebo.nagasaki.jp/www/contents/1039245374614/files/file.pdf

マタタビ属の各種について生態的な分布や生育状況などの調査研究はきわめて乏しく、宮崎県を含む九州ではほとんど情報がない。

KOKUDO K. (2003)
Phylogenetic classification of introduced and indigenous Actinidia in Japan and identification of the interspecific hybrids using RAPD analysis
Acta Hortic 610 pp.351-356.

荒瀬, 輝夫 内田, 泰三 (2009)
マタタビ(Actinidia polygama (Sieb. et Zucc.) Planch. ex Maxim.) の自生地の立地環境と虫えい果サイズの地域間差
信州大学農学部AFC報告. No. 7: 1-10
http://hdl.handle.net/10091/2925

荒瀬, 輝夫 内田, 泰三 (2009)
長野県中南部に自生するサルナシ (Actinidia arguta (Sieb.et Zucc.) Planch. Ex Miq.) の果実形態と収量の系統間差異
信州大学農学部AFC報告. No. 7: 11-19
http://hdl.handle.net/10091/2924


1 サルナシ類(マタタビ属)の利用と商品化

マタタビ属の植物は東アジアに分布し、分類的に再検討が必要とされているが、中国の南西部を多様性の中心として60種あまりが記載されている。

宮崎県内で記録された種(サルナシ、シマサルナシ、ウラジロマタタビ、ヒロハナシカズラ、マタタビ)の5種はマタタビ科マタタビ属のつる性落葉樹であるが、植林された杉などに絡んで大きく生育するものは林業の障害として積極的に除去されてきた。

マタタビの虫こぶを焼酎に漬け込んだ果実酒として「マタタビ酒」が延岡市で生産されているが、同様なものは日本各地に見られる。マタタビについては野生のものから採取された実、特に虫こぶ、や茎が薬用とされる利用が中心であって、果実は生食されていないようである。しかし、寒冷地のミヤママタタビの熟した実は美味であるといわれるので、マタタビの栽培と利用が検討されてもよいだろう。ロシアではミヤママタタビが果樹として定着しているらしい。

網走産完熟またたび果実「フルーツまたたび」
~北のパッションフルーツ~
http://www.city.abashiri.hokkaido.jp/web/pd_cont.nsf/0/571759F8C89BCDF4492572840022D9A2?OpenDocument

サルナシの蔓はきわめて頑強であり、昔からつり橋を編むためのかずらとして利用され、現在も徳島県の祖谷渓、そして福井県の足羽川渓谷では渓谷にかけられた「かずら橋」が観光の目玉となっている。また、サルナシのかずらで編んだ篭などは装飾品としても珍重されている。九州では、宮崎県と大分県で渓谷に観光用として金属製の橋が架けられているが、残念ながら自然景観とマッチしたサルナシの蔓は使われていない。山林の公園でサルナシの蔓のブランコを作っているところがある。

サルナシを地域の特産果樹にするための取り組みは九州を除く国内で最近になって広く注目を集めている。ネット情報を見ると、北海道、岩手、山形、新潟、福島、長野、岐阜、岡山、香川などの各県の特産品つくりに関する取り組みが紹介されている。ワイン、果実酒、ジュース、ジャム、その他のネット販売も広がっているが、いまのところ国産のサルナシは生食される果物としてはほとんど流通していないと思われる。

東京三鷹在住の外国人が高尾山の山頂近くでサルナシの実が「コクワ」として販売されていたのを見かけ、それについて質問を出した記事が見つかった。その回答にはサルナシについて詳しい情報が提供されている。

JAPAN TIMES Tuesday, Nov. 18, 2008 
SO, WHAT THE HECK IS THAT?
Kokuwa (monkey pear)

http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/ek20081118wh.html

サルナシとマタタビの実を果実酒のために販売しているサイトがいくつかある。

青森県、夢の森 山の実ネット販売
http://www.iwatetabi.jp/product/detail/taste/30.html

岩手県産マタタビ・サルナシ
http://www.nanyado.net/i/ogura/matatabi.html

新潟県十日町市 魚沼山菜農園
http://www.tokamachi-cci.or.jp/05kaiin/uonuma/sansai

日本各地でネット上でサルナシの加工品を販売している主なものを下に列記する。

岩手県、軽米町 さるなしジャム・さるなしドリンク・さるなしワイン
http://www.iwatetabi.jp/product/detail/taste/30.html

岡山県のサルナシジャム
http://www.pref.okayama.jp/mimasaka/tokusanhin/tk_rokujisangyoka/pdf/sinjo.pdf
同、さるなしのお酒
http://www.gozenshu.co.jp/mimasaka/mimasaka_noren_0307.html

新潟県のサルナシワインとジャム
http://www.valley.ne.jp/~seki-y/sarunasi.html
同、さるなしジャム と さるなし酒 『 愛らぶ結う 』
http://www.nagumoyui.com/nagumoyui/data/tokusanhin.html

福島県、玉川村の「こぶしの里」のサルナシ商品
http://www.kobushinosato.com/sarunashi/index.html

長野県、木曽くらしの工芸館が販売するサルナシ商品
http://www.kiso.or.jp/shop/products/list.php?category_id=17
同、小谷、道の駅おたり サルナシ商品各種
http://www.vill.otari.nagano.jp/mitinoeki/sub7.html

サルナシのジャムについて調べあげた情報提供がある。

さるなしジャム考(三部作):各地のサルナシジャムの比較情報
http://ww5.enjoy.ne.jp/~hajime.hunt/sarunasi.htm
http://ww5.enjoy.ne.jp/~hajime.hunt/sarunasi2.htm
http://ww5.enjoy.ne.jp/~hajime.hunt/sarunasi3.htm

家庭園芸用に販売されているサルナシの苗には多くの品種があるが、それに関しては省略する。

キウイフルーツがヒットした背景には、その商品名の工夫があったといわれている。英名がChinese gooseberry であったものを、この名称ではマーケットで相手にされないだろうという懸念から、ニュージーランドの生産者が国鳥のキウイのイメージと重ね合わせたのが成功したらしい。

下の論文ではキウイフルーツの渡来100年を記念して、歴史情報がまとめられている。
FERGUSON A. R. (2004)
1904-the year that kiwifruit (Actinidia deliciosa) came to New Zealand
New Zealand J. Crop Hort. Sci. 32 pp.3-27
http://www.royalsociety.org.nz/Site/publish/Journals/nzjchs/2004/002.aspx

マタタビは知名度が高いが、サルナシやシマサルナシなどは一般に知られていない。宮崎県、日向市ではシマサルナシを「ヤナマシ」という地方名で呼んでいるが、全く別種のヤマナシが実在するので商品化するときの名称としては不適当である。ナシカズラという別名がシマサルナシに与えられているので、それが通称に使えるかもしれない。ちなみにサルナシについては、北海道や東北地方でコクワという地方名が使われている。

2 サルナシ類など蔓性果樹を栽培する利点と意義

野生のサルナシ類は雌雄異株であり、メス株として実がなる大きさに育つまでかなり長い年数がかかるようである。そして成熟した蔓は長さ数十メートルと極めて大きくなる。野外では成育する場所の足場が悪いこともあって、一般に野生の果実を採取することが困難で、計画的に人工栽培することが必要となる。これは休耕農地の活用となるだけでなく、小規模な農家でも季節的に一定の副収入を得ることにつながるだろう。また、大きくなった蔓は雑草の影響を受けにくいだろうし、作付けが整えばその後の農園の維持管理は相対的に楽な作業であろう。しかし、病害虫などの問題が生じる可能性があり、サルによる食害も考慮しておくべきであろう。

マタタビ属の各種は樹木などに蔓を絡ませて成育するので、栽培のためには蔓を支える構造物が必要となる。その支えとしては山間部で自給できる間伐材や竹材を使い、棚あるいはフェンスの形に整えればコストがかからない。棚であればブドウ栽培と同様な形となり、観光農園として客が果実を採取できるような形態がとれるはずである。また、突風や台風時の強風から他の果樹や農作物などを守るための防風フェンスを兼ねさせることができる。しかし、サルナシ類をはじめ多くの蔓性植物は冬に落葉するので、それを考慮に入れて常緑樹の生垣を組み合わせて設計しなければならないだろう。場所によっては人工林の伐採地において、あらかじめ適当な間隔で立ち木を残し、それを支柱として利用することを考えたらどうであろうか。

サルナシ類だけでなく、支持構造物を複合的に造って、複数の蔓性植物を栽培することも考えてよいであろう。特に果実が採取できるものとして、ムベ、アケビ、ヤマブドウ、サンカクヅル、ブラックベリー、ラズベリー、チャボトケイソウなどがあり、また、蔓を編んだり観賞用素材になるツルウメモドキ、サネカズラやモミジカラスウリなどが考えられる。

蔓性植物の利点としては、地下部分が健在であれば地上部が損傷を受けても再成長、復活がたやすいことである。宮崎県では、平均すると数年に一度、台風の直撃を受けるので、防風対策を施してあっても地上の植物体は痛めつけられる可能性があるが、そのような被害を受けても一過性として早い復活が期待できる。

防風対策がしっかり出来ていれば、それによって各種の果樹が一緒に栽培できるので、季節的に様々なものが次々に採取できる。その対象としては、シバグリ、ヤマグワ、クコ、ジューンベリー、ポポーなど、一般に流通していないが地産地消できる山の幸を活用したらよいだろう。食用になる木の実で未利用資源は多くあり、オニグルミ、カヤ、トチノキ、ガマズミなどを並べて植栽し、グリーン・ツーリズムの受け入れ環境を整備することができるだろう。

県内の山間部にはオートキャンプ場やバンガロー式の宿泊施設がそれぞれの地域行政の主導であちらこちらに同じようなものが建設されている。しかし、六峰街道周辺をはじめ県北部にある多くの施設は遊休化しているようである。それらの建造物へのアクセス道路はかなり整備されているが、訪問者・滞在者が楽しめる工夫がほとんど見当たらない。

このような山間地の自然を背景にした施設では、春のツツジ、山桜やフジの花、初夏のアジサイ、そして秋の紅葉狩りなどの観賞できる景観植栽と季節の味覚が楽しめるような果樹園などが周辺にあることが望まれる。ツーリング、ハイキング、森林浴、渓流釣り、山菜採り、など山間地を訪れる客が滞在する施設の周辺で、それぞれの立地条件を活かす工夫が求められる。そこで、山間地で放棄が進行中の農地がその受け皿となる可能性があるが、総合的なデザイン設計と実現のための取り組み支援が必要であろう。入れ物だけで魂が入っていない施設は、維持費がかかるだけで地域のお荷物でしかない。

3  サルナシ栽培の先進地情報

原産地の日本では、特産果樹としてサルナシの栽培に取り組んでいる地域は少なく、規模も限られている。

多くの地域でサルナシワイン、サルナシの果実酒、ジュース、ジャム、菓子類などを商品化しているが原材料を組織的に栽培・生産しているところは少ないようである。

アメリカでは民間業者が独自の品種を開発しているし、コーネル大学やオハイオ大学などでの研究・普及活動の情報もある。オンラインで詳しい情報を出している専門企業のサイトもあるので、それを紹介したい。

Ohio State University Extension Fact Sheet
Horticulture  Kiwifruit and Hardy Kiwi
http://ohioline.osu.edu/hyg-fact/1000/1426.html

SUCCESS WITH KIWI 's
http://kiwifruit.tuinkrant.org/

Hardy kiwi (Actinidia arguta, Actinidia kolomikta)
http://www.hort.cornell.edu/forestfarming/content/crop-fact-sheets/hardy-kiwi.pdf

kiwifruitsalad
http://www.geocities.com/kiwibobg/kiwifruitsalad.html
このサイトには様々な品種のサルナシ果実のバラエティを示した画像がある。
http://www.geocities.com/kiwibobg/12_20forKEJ.jpg
様々な品種の果実の断面の写真
e0094349_15254981.jpg

"The Colors of Kiwifruit" photographer unknown

KiwiBerries.com Hardy Kiwi aka: KiwiBerries
http://www.kiwiberry.com/index.html
本サイトはサルナシの生産販売農家が出していて、サルナシ(ここではキウイ・ベリーと称している)の生産現場、果樹の品種や特性などについて詳細な情報、特に栄養についての解説、直販と配送、有機栽培の証書などが豊富な画像で紹介されている。

日本では駒沢女子大学、西山研究室が「キウイフルーツ研究室」サイトで、サルナシ類の商品と栄養などの情報を提供している。
http://www1.ttv.ne.jp/~kiwi/

<サルナシとマタタビの栽培に関する研究報告>
オンラインで全文が読めたものを主体とし、すでに紹介した文献も一緒にまとめておく。

戸澤一宏 (2006) サルナシ(Actinidia arguta)の増殖法の検討
山梨県森林総合研究所研究報告 25号 p.139-141 (2006-2) http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/JASI/pdf/PREF/73-4869.pdf

戸澤一宏 (2007) サルナシ(Actinidia arguta Planch)の栽培特性
山梨県森林総合研究所研究報告 26号 p.9-11 (2007-2)
http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/JASI/pdf/PREF/73-4874.pdf

山口陽子・菊沢喜八郎  (1993) 樹木だより マタタビ,サルシナ,ミヤママタタビ
北海道立林業試験場、光珠内季報 No. 93, 17-20
http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/kanko/kiho/pdf/kiho93-5.pdf

脇田陽一 (2006) サルナシ類の苗木を大量にふやす.
光珠内季報 No.142, 5-8.
http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/kanko/kiho/pdf/kiho142-2.pdf

片桐孝樹;末澤克彦 (1997) 「マタタビ属植物の種間交雑における新系統KC−183及びAM−203の特性」 香川県農業試験場研究報告 49号 p. 43-54 
http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/JASI/pdf/PREF/56-0112.pdf

水上 徹 , 金 鎮国 , 別府 賢治 , 望岡 亮介 , 福田 哲生 , 片岡 郁雄 (2005) 「サルナシ (Actinidia arguta) の結実および果実形質に及ぼす同種および異種花粉の授粉の影響 」 園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 74(2), 339

片岡 郁雄 , 高橋 和寛 , 別府 賢治 , 福田 哲生 , 佐藤 義機 (2001) サルナシ(Actinidia arguta)およびシマサルナシ(A. rufa)諸系統の特性評価 園芸学会雑誌. 別冊, 園芸学会大会研究発表 70(1), 191

<サルナシ栽培に関する情報が含まれている書籍(専門学術書を除く)>

Lee Reich (2008) Uncommon Fruits for Every Garden 308ページ Timber Pr

長野県林業後継者対策協議会 (2006) 山菜の栽培と村おこし―信州山菜の風土と技術 157ページ 川辺書林

大沢 章 (2003) 山の幸利用百科―山菜・薬草・木の芽・木の実 115種の特徴・効用・加工・保存・食べ方 217ページ 農山漁村文化協会

マタタビ属の成分の薬理効果の研究成果

中国をはじめ東アジアではマタタビやサルナシは健康維持の薬膳食品として長い歴史があるが、最近の研究で有効成分の構造が決定され、ある種のがん細胞の細胞死や喘息発作を押さえる効果などが報告されている。

Yoshizawa Yuko, Fukiya Yoshihiro, Izumi Yoshikatsu, Hata Keishi, Iwashita Jun, Murofushi Noboru, Abe Tatsuya (2002)
Induction of Apoptosis with an Extract of Actinidia polygama Fruit in the Promyelocytic Leukemia Cell Line HL-60
Journal of health science 48(4) pp.303-309
http://nels.nii.ac.jp/els/110003641472.pdf?id=ART0004153516&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1249102318&cp=

Yoo Kyung Kim, Hyo Joo Kang, Kyung Tae Lee, Jin Gyu Choi and Sung Hyun Chung (2003)
Anti-Inflammation activity of Actinidia polygama
Archives of Pharmacal Research Volume 26, Number 12, 1061-1066
http://www.springerlink.com/content/c2j42972tt175312/

Young-Cheol Lee, Seung-Hyung Kim, Young-Bae Seo, Seong-Soo Roh and Jang-Cheon Lee (2006)
Inhibitory effects of Actinidia polygama extract and cyclosporine A on OVA-induced eosinophilia and bronchial hyperresponsiveness in a murine model of asthma
International Immunopharmacology Volume 6, Issue 4, Pages 703-713

Jie Ren, Eun Jung Han, and Sung Hyun Chung (2007)
In vivo and in vitro anti-inflammatory activities of -linolenic acid isolated from Actinidia polygama Fruits
Archives of Pharmacal Research Vol 30, No 6, 708-714

マタタビ成分を含む飲料に関する特許
免疫賦活剤及びそれを含有する飲食品
【要約】
【課題】優れた免疫賦活作用(一酸化窒素(NO)産生促進作用、腫瘍壊死因子(TNF)-α産生促進作用、インターフェロン(IFN)-γ産生促進作用、貪食能活性化作用等)を有し、かつ、安全性の高い免疫賦活剤、及び、前記免疫賦活剤を利用した飲食品を提供すること。
【解決手段】マタタビ(Actinidia polygama)の果実の抽出物を含有することを特徴とする免疫賦活剤、及び、前記免疫賦活剤を含有することを特徴とする飲食品である。

http://www.j-tokkyo.com/2009/A61K/JP2009-046420.shtml

(今後、追加情報が増えたら新しいブログとして新規に掲載する予定)
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by beachmollusc | 2009-07-31 21:49 | サルナシとマタタビ

Actinidia 属の新葉の多様性

マタタビ科(サルナシの仲間)の枝先サンプルをあちこちから集めて、鹿沼土に突き刺しておいた茎から次々に新しい葉が出てきています。成熟した葉と比べると若い葉は色、形、毛、棘の出方などで違っています。
e0094349_8281427.jpg

調査を始めた初期にはサルナシとシマサルナシ、そしてマタタビの3種だけしかないと思い込んでいたので、ウラジロマタタビ(サルナシの変種とも言われる)を見過ごしていました。さらによく見るとサルナシには葉の形が明らかに異なり、葉の外見がシマサルナシのものによく似ていたので混同していたヒロハナシカズラ型(サルナシとは別種かもしれない)もありました。この仲間には当初思ったよりも多様性が認められます。(マタタビも2種に分かれるかもしれないという気がしています。)

上の写真の新葉は上段がシマサルナシで、中段と下段はただのサルナシ、ヒロハとウラジロがゴチャゴチャです。これらについて、最初から見直して確認・整理しておかないと種類が混乱したままになります。分子遺伝の手法で識別するのは交雑種で行われていますが、野生のものでは、まずその基礎固めが大変な仕事です。その点で若葉の特徴を基に簡易分類ができると種の識別が便利になります。たとえばシマサルナシの若葉にはオニマタタビと同様な赤っぽい色素が目立ちます。

マタタビ属Actinidiaの進化、つまり種の分化では、分子集団遺伝の研究から「アミダくじ」のような入り組んだ交雑状態(遺伝子の水平移動)が推察されています。下の論文はフランスの研究チームが発表したもので、オンラインで論文の要旨が読めます。(全文を読むにはお金が相当かかりますので、今のところ要旨だけ読んでいます)。

Joëlle Chat, Blanca Jáuregui, Rémy J. Petit and Sophie Nadot (2004)
Reticulate evolution in kiwifruit (Actinidia, Actinidiaceae) identified by comparing their maternal and paternal phylogenies
American Journal of Botany. 91: 736-747.

reticulate evolution というのがアミダクジ状進化のことです。種の分化についての従来の考え方は、放射状に別れて分化する姿だけを想定していましたが、生物によって格子模様の進化、つまり分かれていた種が再び癒合(交雑)することも想定しています。サンゴ礁を形成する主役であるイシサンゴ類でも、この進化モデル(網状進化と呼ばれている)が考えられています。

下の論文はマタタビ属の進化の中心地となっている中国の研究です。

Jianqiang Li, Hongwen Huang and Tao Sang (2002)
Molecular Phylogeny and Infrageneric Classification of Actinidia (Actinidiaceae)
Systematic Botany, Vol. 27, No. 2, pp. 408-415
http://www.jstor.org/stable/3093880

Huang, H.-.W. and Ferguson, A.R. (2007)
ACTINIDIA IN CHINA: NATURAL DIVERSITY, PHYLOGEOGRAPHICAL EVOLUTION, INTERSPECIFIC GENE FLOW AND KIWIFRUIT CULTIVAR IMPROVEMENT.
Acta Hort. (ISHS) 753:31-40
http://www.actahort.org/books/753/753_1.htm

Li, J.-.Q., Li, X.-.W. and Soejarto, D.D. (2007)
A REVISION OF THE GENUS ACTINIDIA FROM CHINA. Acta Hort. (ISHS) 753:41-44
http://www.actahort.org/books/753/753_2.htm

Li, Z.-.Z., Kang, M., Huang, H.-.W. and Testolin, R. (2007)
PHYLOGENETIC RELATIONSHIPS IN ACTINIDIA AS REVEALED BY NUCLEAR DNA GENETIC MARKERS AND CYTOPLASMIC DNA SEQUENCE ANALYSIS.
Acta Hort. (ISHS) 753:45-58
http://www.actahort.org/books/753/753_3.htm

Liu, Y., Jiang, Z., Li, Z., Wang, Y., Cheng, Z. and Huang, H. (2007)
SPATIAL STRUCTURE OF GENETIC VARIATION OF SSR MARKERS FOR WILD POPULATIONS OF ACTINIDIA CHINENSIS AND A. DELICIOSA.
Acta Hort. (ISHS) 753:59-68
http://www.actahort.org/books/753/753_4.htm

染色体の研究によると、倍数体の数を増やすことでもマタタビ属の進化が起こっているようです。通常は2倍体ですが、最初に商品化されたキウイフルーツActinidia deliciosa6倍体とされていました。つまり、染色体の3倍増加で原種から分化、進化したもののようです。動物ではあまり起こりませんが、植物ではこのような倍数体のセットを増やす方法による種の分化(進化)は珍しくありません。なお、マタタビ属の染色体数の基本は1N=29であり、それぞれが小さくて全体の数が多いことが特徴です(研究相手としてはめんどくさい)。

M. A. McNEILAGE J. A. CONSIDINE (1989)
Chromosome studies in some Actinidia taxa and implications for breeding
New Zealand Journal of Botany, Vol. 27: 71-81

Keiichi WATANABE, Bunjiro TAKAHASHI and Kazushi SHIRAT (1989)
Chromosome Numbers in Kiwifruit (Actinidia deliciosa) and Related Species
Engei Gakkai zasshi Vol.58 , No.4 pp.835-840
http://www.journalarchive.jst.go.jp/english/jnlabstract_en.php?cdjournal=jjshs1925&cdvol=58&noissue=4&startpage=835

上の論文によると、日本のサルナシの4サンプルについて、神奈川産の2倍体のほかに熊本と群馬産の4倍体、そして園芸種である「イッサイ」の6倍体が見つかっています。 なお、マタタビは熊本と群馬産の2倍体のみでした。(同じ地域からの複数のサンプルが用いられていないのは残念です)

サンプル数が少ないのではっきりしたことが言えない論文ですが、少なくとも倍数体の異なる野生株が見つかっていることは、それが野外で見られる表現型の(形態的な)多様性と関係している可能性があります。

イッサイサルナシは自家授粉して果実ができる園芸品種ですが、種子はできない6倍体のF1雑種と考えられます。その両親は4倍体のサルナシ(メス) と2倍体のマタタビ(オス)であったと推察されています。

T. Mizugami, J.G. Kim, K. Beppu, T. Fukuda, I. Kataoka  (2006)
OBSERVATION OF PARTHENOCARPY IN ACTINIDIA ARGUTA SELECTION 'ISSAI'
ISHS Acta Horticulturae 753: VI International Symposium on Kiwifruit

M.A. Start, J. Luby, D. Filler, O. Riera-Lizarazu, R. Guthrie  (2006)
PLOIDY LEVELS OF COLD-HARDY ACTINIDIA ACCESSIONS IN THE UNITED STATES DETERMINED BY FLOW CYTOMETRY
ISHS Acta Horticulturae 753: VI International Symposium on Kiwifruit

論文検索を続けていると混乱した情報も見つかります。
PIOTR LATOCHA and TOMASZ KRUPA (2007)
Morphological, chemical and sensory analyses of promising genotypes of hardy kiwifruit (Actinidia Lindl.) obtained in the breeding programme at WULS
Horticulture and Landscape Architecture No 28: 111–119
http://kos.sggw.pl/publikacje/2007_latocha_krupa.pdf

このポーランドでの研究報告ではissaiをシマサルナシとサルナシの交配で出来た雑種としていました。

ネット販売で購入したissaiの現物を見た印象としては、葉の特徴がマタタビに近かったので、サルナシとマタタビの交配で出来たとした方が正しいと思われます。

サルナシActinidia argutaでは園芸品種の選抜育種と種間交配での新品種の作出が内外で行われていますが、シマサルナシA. rufaでは情報がありませんので、今後の課題となります。
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by beachmollusc | 2009-07-30 08:29 | サルナシとマタタビ

maypopの実とハサミムシ

チャボトケイソウ(maypop)の第1号の実が地面に落ちていました。まだ果皮が緑色で変色していなかったので変だなーーと拾い上げたら穴が3つ開いていて手触りがボコボコでした。
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実を割って中身の状態を調べたら、かなりしっかりした種ができていて、薄い黄色の果肉に包まれていました。パッションフルーツとそっくりです。
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割った実の中からハサミムシの一種(触角を除いた全長約15mm)が出てきたので、これが果実を荒らした犯人でしょう。
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地面に落ちてから入り込んだ可能性が高いのですが、これは油断がなりません。

ハサミムシ類はあまり目立たない昆虫ですので盲点を突かれたようです。果実を食べる種類があることは全く知りませんでした。このハサミムシの種類を確認する必要があります。

果肉の香りはパッションフルーツに似た感じですが、味はいまいちの印象を受けました。
この仲間の果実は熟して落ちた後で追熟させて果皮がシワシワになってからが美味しいので、今回はあきらめ、次の実を待ちます。
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by beachmollusc | 2009-07-29 17:58 | トケイソウ

ナミノコガイの繁殖戦略

外海に面した砂浜海岸という環境は嵐による波浪で砂も海水も激しく動きますので、チョウセンハマグリやナミノコガイなどでは、幼生の約2週間の浮遊期間、そして着底後の稚貝(0.2mmからスタート)が強い悪影響を受ける恐れがあります。これらの貝類は繁殖期に台風シーズンが重なっていますので、集中的な繁殖で一発勝負をやるとタイミングによっては浮遊している幼生が沖に運ばれたりして壊滅するでしょう。

沖縄で調べた結果では、ナミノコガイは危険分散を繁殖の基本戦略としていました。温度が25度以上であれば繁殖可能ですから、沖縄では5月から10月にかけて集団として何度も繰り返し繁殖できました。同じ個体が年間に少なくとも2回繁殖できるように思われます。

それに対して冬に水温が下がる温帯海域では、繁殖可能な高水温の時期が夏の盛りに狭まり、物理的に危険分散が難しくなります。また、水温が17度より低くなると成長が止まります。

宮崎県の沿岸でナミノコガイは繁殖の危険分散をするのかどうか、予備的に調べていますが、これは本命であるチョウセンハマグリの繁殖戦略の調査・研究にとりかかる前の準備体操です。小倉ヶ浜にはナミノコガイが少ないので北浦の浦城海岸でサンプルを採集しています。

浦城海岸で6月21日に調べたナミノコガイは生殖巣が前の月に比べて急に発達していましたが、外部から見える部分で雌雄の判定ができませんでした。それが7月20日にはほぼ全部の性別がわかるようになり、4分の1がすでに部分的に放出(放精・放卵)している様子が見えました。つまり繁殖期が始まっていて、集団の個体によってバラバラに活動しているようです。特に大きい個体(3才以上)は早めに繁殖する傾向が見られます。

7月27日に採取して調べた結果、繁殖開始(部分放出)済みと、これから始めるのとが4割ずつで、カラッポ(全部放出)が2割でした。

この結果から見て、あと数週間で全員がカラッポになるような気がします。夏の約1ヶ月間に数回に小分けして産卵しているように思われます。台風の時化があっても全滅を防ぐには十分効果があるでしょう。しかし、メスの貝からの卵とオスの貝からの精子が海水中に別々に放出されて受精しなければならないので、一斉に多数の個体が繁殖行動に参加しないとうまく子孫が残せません。テンデンバラバラというわけには行かないので、何らかの引き金の合図で活動するはずです。小出しにするためには生殖巣の中で細胞グループの成熟状態をずらせば可能です。ただし、こういった仕組みの詳細についての研究はほとんどなされていません。

27日には昨年生まれの小さい稚貝が波間で遊んでいました。丸一年かけてこの大きさ、殻長約6mmです。
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2才の連中は15~20mmとなっていて立派な大人です。

3歳以上は成長が止まるので年令はわからなくなります。最大30mmくらいまでなりますが、25mm前後が大きくなりきったナミノコガイです。最大で何年生きるのか、まだわかっていません。
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by beachmollusc | 2009-07-29 14:28 | ナミノコガイの仲間 Donax

大分県、波当津海岸のサルナシ

北浦のナミノコガイは7月20日の時点で産卵期に突入していたので、1週間後の様子をチェックするため採集に出かけました。干潮が午後遅くなるので、海岸に出る前に大分県の蒲江周辺の海岸近くにサルナシ類があるかどうか探索しました。

国道10号線の北川から宗太郎峠越えは北川の支流である小川の渓谷に沿っていて、景観が良いのでお気に入りのドライブ・コースです。交通量が少ないこともよい点です。景色を楽しみながらゆっくり走っていると後続車が現れますが、道を譲れる場所が限られています。

大分県の直川から県道603号線に入り、山道で佐伯方面に向かいました。この道は大分県の県道ですが、今まで見た舗装道路の中でもっとも厳しい、五つ星の険道です。宮崎県内にはこれに匹敵する険道は無いでしょう。もしこの路線を佐伯市から直川に向けて走っていたら、途中で立ちすくんでいたかもしれません。幸い、運転席側が壁で、反対側が崖だったので、車を精一杯壁に寄せて崖下を見ないで走りました。

路肩は何時崩れてもおかしくない所がそこらじゅうで、峠には普通車がやっと通行できる真っ暗で狭いトンネルまであります。ただし、途中にある直川ダム付近の温泉保養施設、鉱泉センター直川までは良い道です。

道路地図に「日向街道」と記されている道ですが、かつては重要な路線だったのでしょう。昔の日向街道の路線について検索したら、この区間は佐伯城と宇目を結ぶ街道筋だったようです。
http://homepage3.nifty.com/hyuuga/michi/hyuuga.htm

この険道のもっとも厳しい山間部に入る直前に「グリーンピア大越」という怪しい施設がありました。グリーンピアというのは、確か和歌山県あたりで政治家による問題が発生したような名称ですが、ここは全国的に作られた一連のグリーンピアとは別個に大分県佐伯市が独自に建設したもののようです。
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宇目にある「湯~トピア」も同様ですが、大分県の役所は語尾にピアが付く名称が好きみたいです。

この施設は山奥でひっそりと誰かがやってくるのを待っているようです。年中無休で駐車場は50台分もあり、宿泊にはバンガローがあります。子どもが川遊びできるし、大人にはテニスコートがあります。
http://itp.ne.jp/contents/kankonavi/oita/camp/oit_cam17.html

トイレを利用した私を入れて、開設されてから、のべ何名くらい利用したのか情報公開を求めたくなる施設ですが、建設することに理ではなくて利があるのですから、余計な詮索はやめておきましょう。こんなものを建設するなら険道をどうにかすればよかろうに。

超険道603号線は佐伯の中心街の手前で県道37号線に出ましたので、そこから蒲江方面に向かいました。佐伯と蒲江の間には国道388号線が平行して走っています。ツーリングマップルでも示されていますが、388号線は大分県内で酷道ですが、蒲江の周辺で二車線林道のバイパスが建設されていました。おまけに宮崎県に入ると「ふるさと林道」というハイウエーが古江と波当津を結んでいます。これにはトンネルがいくつもあります。いずれこれらの林道が国道に取って代わるのでしょう。

37号線から388号線に移り、さらに県道122号線で波当津の集落を目指しました。この周辺では九州自動車道の建設が急ピッチに進められているようで、ダンプトラックが頻繁に走っています。122号線は大型車の離合が難しい路線で、曲がり角の膨らんだ場所が離合指定箇所になっていました。

波当津海岸に下るすぐ前の離合場所で念願の果実つきのサルナシを発見しました。
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持って帰った枝先サンプルの果実です。実の大きさは親指の先ぐらいで、長さが約2センチ半のタル型です。
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葉の特徴は典型的なサルナシではなくて、ヒロハナシカズラのタイプだろうと思います。宮崎県ではこのタイプはほとんどが標高1000mに近い場所で見つかっていますが、この株は海岸の崖上で海抜60mくらいでした。これまで見つけたサルナシ類でもっとも標高が低い場所です。

実は、海岸付近ではシマサルナシが見つかるものと予想していたので、サルナシがあったので驚きました。不思議なことですが、空想すると、この波当津の周辺に多いサルたちが食べた山のサルナシの実から広がっているのかもしれません。波当津の集落の外れで、今回もまた畑を荒らして山に戻る途中のサルの群れに出会いました。白昼に人家のある周辺の畑から野菜をいただいていました。

サルナシの実は秋に熟してサルの食べ物になっているのでしょう。熊の落し物の中には消化されていないサルナシの種子が大量に見られるそうですから、サルの消化管の中でも種は通過して発芽できると思われます。北浦から蒲江にかけてのサルナシは秋に収穫しようと思ってもサルが先に採って食べるでしょう。
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by beachmollusc | 2009-07-28 09:31 | サルナシとマタタビ

シマサルナシの実

さきほど、尾鈴サンロードの道端で見つけたシマサルナシの実がどうなっているかチェックしてきました。
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順調に実が膨らんで、親指の先くらいになっています。果実の形と果皮の表面に見られるケバの様子を見たら、自然農法農家の黒木さんが栽培しているシマサルナシとかなり違っています。

下の黒木さんが栽培している実はたる型でケバが斑点模様ですが、上の道路わきのものは丸くてミニチュアのナシの実のような感じです。ケバはありますが、実ができた当初に見られたようなキウイフルーツそっくりの状態から変化して、薄れたような姿になっています。
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下の写真に見られるような蔓の全体的な様子とか葉の形や表面の特徴はほとんど違っていないのですが、果実に個性が出てきました。
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黒木農園のシマサルナシは、株によって実の大きさや糖度にかなり差異があるそうです。

野生の株の中から優良な食味の果実ができるものを見つけて選抜育種しなければなりません。また、同じ属の別種の間で交配してできる雑種を調べることも面白いでしょう。サルナシについてはかなり育種が進んでいるようですが、西日本に分布するシマサルナシとウラジロマタタビに関しては、まだ何もされていないようです。
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by beachmollusc | 2009-07-26 17:39 | サルナシとマタタビ

大分県の大規模林道

7月20日は浦城海岸で午前中にナミノコガイを採集してから、ついでに大分県の林道探索をしました。

前回は国道326号線から藤河内渓谷経由で県道6号線で日之影まで出ましたが、今回はその奥にある7号線(緒方・高千穂線)で高千穂に出ることにし、326号線から緑資源大規模林道の宇目・小国線、宇目・三重区間と清川・緒方区間(途中県道688号線が併用されている)を走りました。

経路が複雑なので説明を書き込んだ地図をつくりました。(クリックすると大きくなります。)
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国道326号線で大分県に入ると宇目の道の駅があります。そこで昼食を食べてから北に向かいました。

道の駅のすぐ先にミニ道の駅がありました。1年くらい前に出来たもので、石窯を使い、薪でパンを焼いて売っているパン屋と地元産品を販売するみやげ物屋さんです。

道の駅のところで一緒にやらないで独立独歩ですが、なぜかこちらの方が楽しそうで好感が持てました(多分、メガ版の道の駅は行政のハコもの主導でウメリアなどとつまらない名称が付けられ、一方ミニ版の「杜のショップ」の方は出店したのが民間独自のアイデアだったのでしょう)。
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石窯が駐車場から見えるところにあり、焼いている様子が見えるのはよい企画です。注文を受けてから、見物人の前でピッツァの生地をつくりながら焼くと、さらによいアトラクションになりそうです。ただ、囲いがやや見苦しいので、安全のためのフェンスの工夫がいまいちでした。
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国道から緑資源林道に入る場所はわかりにくくなっています(一応案内標識はあります)。

この林道は途中の山中で県道45号線との交差点に出ますが、そこには大分県知事の名前が刻まれている大きな石碑があります。これについては以前のブログで紹介しました。
http://beachmollu.exblog.jp/10433635

役目を終えていたはずの森林開発公団が名称を変えながら生き延びた「成れの果て」が(緑資源公団から最後に)緑資源機構ですが、この大規模林道は途中で県道688号線という、谷間を走る、暗くて狭い、ほとんどが1車線の道路を併用しています。

県道区間には小さい集落があり、生活道路となっています。しかし、林道では対向車とは出会えず、途中で何かの工事中の作業チームと出あっただけでした。私の車がやって来たので作業員がびっくりしていました。

今回も林道でいつもおなじみの鹿と出会いました。鹿がしっかり走る、今は亡き緑資源機構が残したハイウエイ林道です。
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険道688号線を進むと再び2車線の林道ハイウエイが現れ、それを進むと大きな立派な橋が見えました。

橋の写真は撮りそこねましたが渡る前の所に巨大な石で立派な記念碑が立てられていました。ここにもヒラマツ知事の名前(だけ)が刻まれています。本当に県知事が汗を流して造った橋だったのでしょうか。
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それにしても、この人物は(公費を使って)自分の名前を後世に残したい意欲がありすぎでしょう。

林道の探検ツーリングをやっているライダーさんのブログで感想が述べられていました。1年あまり前に撮影された、この大規模林道の途中の景色(問題の橋を含む)などの写真があります。その記事に、今回は行かなかった、県道7号線との交差点より西にも大きな石碑があるそうです。区間ごとに建設記念碑も建設されています。

ツーリングレポート

最果ての地へ!大隅&薩摩半島ツーリング+九州の大規模林道を探る PART5
~大隅半島東岸、佐多岬、薩摩半島、大規模林道 宇目・須木線、宇目・小国線、竹田城址を訪ねて~
5日目 大規模林道 宇目小国線を走る+岡城跡散策
http://www.geocities.jp/thkyd/hiho/0803kagosima/5day/kagosima5.htm

訪問日:2008年3月初旬


<県道45号線との交差点には、巨大な石碑があった。「緑幹線林道開通記念 大分県知事 平松守彦」とある。道が要るかどうかも怪しいが、少なくとも石碑は要らないんじゃないかな?>

<前方に巨大橋梁が出現。橋の袂には・・・

やっぱり「開通記念 大分県知事 平松守彦」の記念碑が・・・。

石碑はあれど、渡る人は居ない。いと勿体なし。

もう、この道は祖母山スカイラインと名付けて観光有料道路にしちゃったらどうだろう?有料にすると地図上で色つき表示になるから知名度もあがるし・・・。観光で村おこしもアリではないだろうか。>


最初に示した地図で見ると、林道は白い線で隠されたように示されます。周囲の県道よりも走りやすい立派な自動車道路ですが、大規模林道の道路事情を知らない一般ドライバーはアクセスをためらうでしょう。大分県知事さん、このライダーさんの名案を採用したらいかがでしょうか。
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橋を渡ると南に向けて高千穂に進む県道7号線ですが、なぜか標識にはその番号が示されていません。林道の続きは示されていますが、県道は関係ないのです。

険道7号線は6号線と平行に隣の谷筋を走っていて、途中に渓谷や鉱山の跡地があって峠に真っ暗なトンネルがあるなど、共通しています。また極めてきつい坂では1車線で離合が難しい場所が多いのも共通しています。昨日は山中で対向車が5~6台ありましたが、1回は離合できる場所まで数十mバックしました。
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峠に登る少し前の大分県側でしたが、険道がいきなり2車線道路に変った場所に出会いました。しかし、その先に小さい集落があって、家屋の間を通る場所では狭くなっています。なぜごく一部だけ広い道路にしたのか、わけがわかりません。そして、その道端には廃屋がくずれかかっていました。道路ばかり立派になって村が寂れます。
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宮崎県側に出たら雨でした。たしか、6号線を走った時も県境を抜けると雨でした。

7号線を下っていたら「ふるさと林道」の分岐があって、そちらの方がよい道だったので、立派な大きな橋で深い谷間をわたり、走ってみました。それが途中で県道207号、岩戸・延岡線の険道に変り、そのまま走ると岩戸温泉付近で元の7号線に合流でした。

ここでも、車が通らない場所で(林道として)立派な道路が部分的に整備されていました。森林開発公団→緑資源公団→緑資源機構は一貫して大規模な(ほとんど誰も通らない)自動車道路建設にかこつけて、トンネルや橋などの予算消費が増大するルートを計画し建設し続けてきたようです。林野庁が何兆円もの借金を抱えたのは不思議ではありません。お役人様方に好き勝手にしてもらっていたつけです。
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by beachmollusc | 2009-07-21 09:05 | 日記

昨日の収穫

外がきわめて暑くなってしまったので、エアコンの屋内でサルナシ類(マタタビ属)について本格的に勉強を始め、論文や資料など情報を集めて読んでいます。

この属の分類について調べているうちに、自分が見ている「サルナシ」にはひょっとすると3種あるかもしれないという気がしてきました。分類が明確でなければ出発点でコケてしまいます。

マタタビとシマサルナシはそれぞれはっきりと識別できていますが、無毛の果実をつけるのでサルナシであろうと思っていたものが、よく見ると葉の形態と色などが明瞭に違っています。発見株数が増えて、やっと見分ける目ができてきました。

まだ暫定的ですが、大分県の北部の高山から(業者から購入して)来ているのがサルナシだったとすれば、宮崎県内で見つけたものはヒロハナシカズラとウラジロマタタビであって、サルナシと同定できるものはまだ見ていないのかもしれません。しかし、葉の形質は成長で変化し、その上に個体変異が激しいようです。何も定量化して比較していないので今はヤマカンの段階ですから、間違っているかもしれません。本州や北海道の野生のサルナシの実物を見たいものです(画像では見ています)。

昨日は六峰街道とアクセス路の未踏査部分である県道209号線を目指して諸塚村から県道50号線で日諸峠まで登りました。その途中でヤマトタマムシが飛んでいる姿に宮崎に来てから初めて出会いました。

峠の手前でイヌマキの実がなっていました。自宅の生垣はイヌマキですが全部オスなので花粉を飛ばすだけで実を見たのは初めてです。情報検索してみたら、食べられる部分があるはずですが、これにはなかったようです。まだ実が若いのでしょう。{訂正:実の形が違うようなので植物図鑑で調べたら、カヤの木の実がこのような姿をしていました。カヤというものを知らなかったのでイヌマキと思い込んでいました}
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このイヌマキのそばにあったヒロハナシカズラ(かもしれない)ですが、実がついていない株です。
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峠から日之影に向けて209号線を目指したら、道路が(災害で?)閉鎖されていました。どのような災害か見物に行くのも非生産的なので、六峰街道を少し進んで平行している緑資源林道で日之影に下りました。
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六峰街道では出かけるたびに新しいサルナシの仲間に出会います。実がついていない株ですが、これは多分ウラジロマタタビでしょう。葉の裏側が真っ白です。
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日之影に降りて緑資源林道と209号線の交差点で右折して進まず林道を直進しました。この部分は初めて通行したのですが、ウラジロマタタビ(かもしれない)実がたわわの株に出会いました。
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道路から手が届くところにあり、実がなっているのがよく見えるので、秋の収穫は難しいかもしれません。

マタタビもついでにチェックしていますが、昨日見つけた実には緑色のカメムシがたかっていました。
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サルナシも同様ですが、マタタビの実には黒い斑点やしみが見られることがあります。若い実にはシアン化合物が含まれているはずですがカメムシはそれをものともせずに果汁を吸い取るのでしょう。
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ブドウ栽培でカメムシ対策が大変であると聞いています。特に果樹園の周辺の杉林というのはカメムシが増える絶好の環境だそうです。サルナシやマタタビを果樹を採る作物にする場合、害虫対策の筆頭はカメムシの仲間となるかもしれません。

(追記)
むしナビのサイトで情報を見ました。
http://mushinavi.com/navi-insect/data-kame_tyabaneao.htm

チャバネアオカメムシ

体長 約11mm
分布 本州,四国,九州,対馬,南西諸島
出現期 4~11月
エサ さまざまな果実の汁,花の蜜

幼虫は主にスギ・ヒノキの球果。

コメント 緑色の体色に茶色の翅を持つカメムシ。
草木の葉上によく見られるカメムシで、緑色の体色と茶色の翅のコントラストがなかなか綺麗である。
触れると身を守るために悪臭を放つが、触らなければ悪臭は出さない。
晩秋に集合フェロモンを発して集団で越冬する。


チャバネアオカメムシ, Plautia crossota stali Scott
http://www.fruit.affrc.go.jp/kajunoheya/apdb/hetero/P_stal.htm

果樹のカメムシ「チャバネアオカメムシ」は侵入害虫
http://www.pref.nara.jp/nogyos/nousou/midori-mini/04kajunokamemusi.htm

フェロモントラップにおける チャバネアオカメムシの誘殺数
http://www.pref.aichi.jp/byogaichu/Investigation/Fruit/4204.pdf

果樹カメムシ(チャバネアオカメムシ)越冬量調査
http://www.pref.ehime.jp/060nourinsuisan/130byocyubojo/00002406030129/byocyubojo/htm/kameettou21.html

平成20年度 主要害虫発生消長「チャバネアオカメムシ」
http://www.pref.nagano.jp/xnousei/kamikai/yosatu/chabane.pdf

チャバネアオカメムシの移動能力と移動パターン
http://farc.pref.fukuoka.jp/farc/seika/h18a/08-01.pdf
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by beachmollusc | 2009-07-19 21:02 | サルナシとマタタビ

砂の上の足跡と這い跡

宮崎県にはお笑い知事だけでなく、お笑い代議士もいらっしゃるようです。辞める、辞めない、辞める、辞めないと何かの花びらでも千切って、どうするのか最終的に決めたらどうでしょうか。「知事に立候補できなくなれば代議士を辞めるのをやめるだろう」と予想通りのお騒がせに思わず苦笑させられました。

政治家のお笑いシアターをよそに、今朝の小倉ヶ浜には各地からサーファーが大勢やってきていました。なかでも高知ナンバーの車を見つけてびっくりです。あちらには東と西にとてもよいサーフィンビーチがあるので、わざわざフェリーに乗って大分経由で宮崎まで来る理由が読めませんでした。

最南部の砂浜を朝6時前に見てきました。北と同じくバームが形成され、ラネルも見られます。
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砂の表面に色々な足跡が見られたので、付けた犯人は不明ながらも写真記録しておきました。

長距離を歩く爪の跡はカニかヤドカリでしょう。オカヤドカリはこの浜で見たことがありませんが、もしかしたらいるのかもしれません。しかし、貝殻を引きずっている跡は残っていないのでこれはカニさんでしょう。

砂が乾いた、草の生えた場所から長い距離を歩いてから戻っているようです。歩き回って何をしていたのか、まるでわかりません。ただひたすら歩いていたように思われます。カニも散歩を楽しむのか?
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スナガニたちは満潮の汀線のすぐ上に巣穴を掘っていますので、この足跡は別物だと思います。
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砂の表面のすぐ下で、細くてジグザグ模様を描く這い跡が乾いた砂の部分に広がっていました。
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カニの足跡らしきものと混ざっている場所もあります。(スケールの1円玉は直径が2センチです。)
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この筋模様を付けたのが何者のであるのか、まったく見当もつきません。夜明け前に活動する連中が残したものと思われるので、犯人探しのためにはもっと早起きが必要かもしれません。
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by beachmollusc | 2009-07-18 20:10 | 海岸

コブシの虫こぶ、と思ったら変な実だった

恋人の丘の駐車場で見かけたヘンテコな実について検索してみたら、正常な実らしいので二度びっくり。
コブシのムシコブという語呂のよいブログタイトルが付けたかったのに、残念でした。
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春先に白い花を咲かせている街路樹がコブシの木だと知ったのは割合最近のことで、モクレンの白い奴ぐらいに思っていただけでした。温帯の樹木の識別はまだまだ未熟です。

コブシのヘンテコな実ですが、これが当たり前の姿であるということで、秋には実が熟すようですから、いずれ苗でもつくっておきましょう。これまでの経験で、ホームセンターやネット販売の苗たちは弱弱しいのが多くていけないから、自分で実生苗や挿木苗を作って育てることが一番よいという考えに傾いています。

サルナシやマタタビも、適当に枝先を切って挿しておくだけで元気に発根して新葉を出すようです。
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by beachmollusc | 2009-07-17 20:47 | 植物