beachmollusc ひむかのハマグリ


海辺の浅瀬は水産動物のこども達のゆりかごです
by beachmollusc
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海辺の自然を取り戻そう
 自然の恵みを後世に残すためには、その生態と環境を深く、よく知ることが基本です。

 海岸の浅瀬、干潟や砂浜は資源生物のゆりかごです。
しかし、それにおかまいなしに埋立てや海岸構造物の建設、水質汚染も加わって、日本中の水辺、海辺の環境は撹乱され、破壊されてしまいました。その結果、ハマグリなど干潟の動植物の多くが絶滅危惧種となっています。

 このブログでは、主に砂浜環境の保全を念頭において、日本各地の山、川、海の姿を調べて見てまわったこと、
そして2006年5月に移住した日向市の海辺と里山の様子や生き物などを紹介します。

このブログにリンクを張ることはご自由にどうぞ。

    - 自己紹介 -

大学院博士課程修了後7年間の海外での研究と28年余り大学教員をしていました。

海の無脊椎動物(貝、ヒトデ、サンゴ、クラゲなど)が専門、自称の学位は Doctor of
Underwater Marine Biology
(DUMB:バカセ)

楽観的な悲観論者または悲観的な楽観論者:生態的に無理をしている人類の滅亡は近いだろうが、それも自然の摂理じゃないのかな

せっかちな慎重派:ゆっくり
見極めて急いで集中的に
お仕事します

好きなもの:日本蕎麦が一番、パスタ・スパゲッティ、うどんもよし、つまりメンクイです

嫌いなもの:人混み、投棄ゴミ、マスゴミ、脳衰官僚

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国道10号線の消毒ポイント

本日やむを得ない用事のため、日向市と宮崎市青島を往復してきました。国道10号と220号線経由で、道が混んでいない日曜日の朝の往路、昼の復路とも約80キロの距離を約2時間で走りました。平均時速40キロで、消毒ポイント渋滞も無く、標準的でした。

5月14日に同じ経路を走った時は国道10号になかった一般車両用の消毒ポイントは、児湯地域を出る場所を重点的に、マット式や窪みに液溜め式など、極めて必要性が高かった時にはなかったものが、これでもかというほど短い間隔で次々にありました(畜産関係車両用は以前と同じで橋のところ)。糞尿処理が終わっていない発症農家の周辺からウイルスが出ないような取り組みを重点的に人員配置したほうがよかろうに、というのが正直な感想です。リスクレベルに応じた対応よりも、一度動き出すと状況に関係なく続けるのでしょうか。

高鍋から新富を過ぎ、日向大橋を渡ったところ、宮崎市(佐土原)に入ったばかりの場所で、道端の駐車スペースを利用した消毒ポイントがありました。これがもっとも厳重な「全車両」消毒ポイントの一つです。
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畜産関係車両に対しては一定の区画に誘導して車体の消毒をやっていますが、その他大勢については車輪の消毒だけです。

自宅のすぐ近く(広域農道日豊グリーンライン)では畜産関係用の場所と併設で、一般車両が消毒液マットの上を通過します。
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宮崎市の中心部では街頭で大勢の子ども達が口蹄疫募金活動を熱心にしていました。
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物事に感じやすい頃に、このような取り組みに加わった子ども達にどのような記憶が刻み込まれたか、それがきっと後で何かに結びつくと思います。

<追記>

宮崎市跡江で3番目の発症農家(牛)292例目が確認されたというニュースが出ました。その場所は国道10号線から離れていて、上の写真の宮崎市中心街から北西に5-6キロの、大淀川の川向こうになった場所でしょう。

自分もこの出来事について全く知らずに走っていましたが、町で募金活動していた人たちも知らないまま追加発生が近くで出ていたわけでした。県知事にとっては一番嫌な場所での発生です。移動制限が解除になる寸前だったし、非常事態宣言の完全解除ができなくなったようです。

跡江の1番目(285例目、6月10日、豚)と2番目(291例目、6月18日、牛)の疫学関係はまだ解明されていないと思いますが、潜伏期間の長さから見ておそらく連鎖的なものでしょう。

今回の3番目は2番目のすぐ近くで発症し、2週間余りの間隔が開いています。つまり同時に感染したのでなく、間を置いた連鎖的な感染でしょう。

285例目の場所は隆起した海岸台地の上のようですが、後の2例は丘陵の裾野にあって、大淀川の氾濫原の水田が広がる田園地帯の端っこと思われます。このあたりは地理・地形的に孤立した場所(縄文時代には内海となっていて、小さな島だった:今は大淀川の沖積平野に囲まれた台地)であり、ここでの疫学調査で分かりやすい結果がでることを期待します。

それぞれの農場で厳重に消毒と農場の封鎖など防疫対策をとっていたはずですから、それを潜り抜けた感染経路をしっかりと追及してもらいたいものです。可能性のあるものを全てリストアップしてもらい、消去法で残る経路として昆虫や鳥などが関与した可能性を見極めてもらいたいものです。

農と島のありんくりんさんのブログで、農場からの汚染排水による連鎖かもしれないというコメントを見ましたが、1番と2,3番の位置は丘陵の反対側であって、水系としては別々に大淀川に流れていると思われます。汚染排水からの感染であっても、水から家畜にウイルスを渡す経路がないと伝染しません。
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by beachmollusc | 2010-07-04 20:00 | 口蹄疫

里の鳥

一昨日、市内のスーパーに買い物に出る途中であったが、以前もみかけた同じ場所で久しぶりに雉を見かけた。農道脇の畑でなにやらついばんでいて、車を止めてながめていても逃げださなかった。
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同日の朝、犬の散歩中に家の脇の奥野川河川プールで久しぶりにミゾゴイに出会った。かなり長い間見かけなかったが、留守中にどこに行っていたのだろうか。また面白い鳴き声を聞くことができるだろう。

キジは日本の固有種であり、国鳥というステータスを得ているが、狩猟の対象ともなっている。また、飼養されて放鳥もされている。

九州南部に分布するコシジロヤマドリは県の鳥である。環境省、熊本と鹿児島では準絶滅危惧種であるが、宮崎県では「保護上重要種」扱いである。宮崎県ではヤマドリの地域亜種が貴重種扱いであるのに対し、キジはカラス並みの取り扱いかもしれない。ただし、害鳥として駆除されていないだけましかも。

県の木・県の花・県の鳥
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/profile/symbol2.htm
コシジロヤマドリ - キジ科 - (昭和39年12月22日制定)

(コシジロ)ヤマドリとコジュケイとキジの3種が自宅周辺で見られるが、標高で棲み分けが起こっているように思われる。自宅周辺はコジュケイの縄張りであって、裏庭にも出没し、大きな鳴き声が大変やかましい。

壺中山紫庵ブログ
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2010/05/post-cc22.html
キジは国鳥、でも狩猟鳥
 キジが国鳥に選ばれた理由は幾つかあるという。
 小生は、7年前に既に調べていたのだった。
 そんなメモを綴ったことなど、すっかり忘れている。
 キジをネット検索でヒットして、我ながら驚いている!

 以下、主な理由を示しておく:

1 日本固有種であり,日本の象徴になっている。
2 留鳥で1年中姿を見ることができ,また人里近くに生息する。
3 姿態優美,羽色鮮やかで,鳥に関心を持つ人が好きになれる。
4 大型で肉味が良い。狩猟の対象として日本では好適で,その狩猟はスポーツとして楽しめる。
5 古事記・日本書紀といった古文献に,すでにキジの名で登場し、また桃太郎に登場する動物として子どもたちも知っている。
6 オスの飛び立つ姿は力強く男性的,メスは「焼け野のきぎす」のたとえにあるように非常に母性愛が強い。

キジのような、すぐ身近にいて人々に愛されている国鳥がいるのに、朱鷺のような環境変化に負けて絶滅し、すでに消えてしまった鳥を特別待遇するのは何故だろうか。人間側の環境を昔のような姿に戻すつもりでいるのかどうか分からないが、今後も生態的に飼育環境でしか残れそうに無い種を無理やり増やして野生に戻そうとするのは優先順位が間違っているとしか思われない。とにかくカラスやテンなどの餌をつくるために莫大な公費を投入しているとしか思えない。

地場・旬・自給 (「発酵利用の自然養鶏」出筆さん)ブログ記事
トキ襲われて死ぬ 2010-03-11 03:50:48 | 環境問題
http://blog.goo.ne.jp/sasamuraailand/e/ed7298b427c2870b21be1bebb8894f16
私も人の事は言える鳥飼のレベルではないが、佐渡とき保護センターの職員よりはましである。研究者でなく、密漁をするような鷹飼いの人に任せたら良い。

2010-03-12 Fri  [ 哺乳類・野生動物 ]
佐渡のトキをテンが襲ったというけれど…by gaku
http://gaku-blog.net/index.php?e=661
テンは、肉食動物である。
肉食動物は、フルーツ類も大好物である。
このため、餌が欲しければ、どんな行動にも出てくる動物でもある。
だから、トキが1羽一億円しようが、テンにとってはただの美味しそうな「餌」、でしかない。
トキは、ケージ内でドジョウなど餌がふんだんに与えられて、育てられている。
その現場そのものがテンにとっては魅力的な餌場であり、虎視眈々と狙い、忍び寄ってきたからである。
カンタンに言い換えれば、トキをつかってテンに「餌付け」をしていたと思えばいい、だろう。


自然、野生動物との共存という言葉の響きは美しいかもしれないが、それは自然・野生の世界を知らない都市住民の幻想の中にある。すでに林業や農業被害を及ぼしている鹿が、口蹄疫ウイルスのキャリヤーとなってしまったら、広範囲に殺戮・駆除されるかもしれない。

希少生物の保護はすべからく生態的に持続性のある環境の保全にかかっているのに、対象種だけを視野に入れた増殖をやったり、農業被害をおよぼす野生動物については不毛な駆除対策事業で技術開発を続けるだけではよろしくない。野生動物と賢く付き合うためには、まず相手のことをしっかり知るべきであり、基礎となる生態研究・野外調査にもっと投資しなければならない。その仕事ができる研究者を育てることが大切である。
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by beachmollusc | 2010-07-03 10:35 | 田んぼと里山

緊急ワクチン接種の効果の検証

OIEに提出された日本の口蹄疫に関する報告:ワクチン関連情報を取り出して見た。

Event summary: Foot and mouth disease, Japan
Start of event 07/04/2010 (後の報告で3月26日に変更、ここでは初発時のまま)
Confirmation 20/04/2010
Report date 20/04/2010
Submission date 20/04/2010
Reason Reoccurrence (後で2000年5月の再発と更新されている)
This event pertains to the whole country
Number of outbreaks 291
http://www.oie.int/wahis/public.php?page=event_summary&reportid=9155

以下は経過報告(11から6番まで逆順、5番目までは緊急ワクチン接種は無関係)

Follow-up report No. 11 (30/06/2010)
Epidemiological comments
There have been no outbreaks since 19 June 2010.
Since 349 animals were vaccinated from 2 to 30 June, the total number of vaccinated animals is 125,564.
Destruction of the vaccinated animals was completed on 30 June.
(内訳Swine 79603, Cattle 45961 Oil-adjuvant killed vaccine against type O.)

Follow-up report No. 10 (23/06/2010)
No comments on vaccination in epidemiology

Follow-up report No. 9 (15/06/2010)
No comments on vaccination in epidemiology

Follow-up report No. 8 (10/06/2010)
Epidemiological comments
Disposal of vaccinated animals started on 5 June. The vaccination has been performed from the rim to the centre of the area since 22 May, giving more priorities to pigs than cattle, and has almost been completed by 26 May.

Follow-up report No. 7 (02/06/2010)
No comments on vaccination in epidemiology

Follow-up report No. 6 (26/05/2010)
Emergency vaccination against FMD was started on 22 May 2010. The targets of the vaccination are all domestic susceptible animals kept in unaffected farms in movement control areas established within 10km around each affected farm. Vaccination against FMD has been prohibited outside the areas as it was before. As of 25 May, the total number of vaccinated animals is approximately 120 thousand, which is about 95 percent of the targets. All the vaccinated animals are clearly identified and to be destroyed.

緊急ワクチンに関するWAHISサイトの報告について目を通したが、どこにもワクチン接種された農場で発症した例について記述されていない。また、ワクチン接種を拒否した農家についても記述は無い。ただし、8番目の経過報告で微妙な表現がある:ワクチン接種は5月22日に開始され、26日までにほぼ完了。ワクチン接種された家畜の処分については6月5日開始で6月30日終了と記述されている。

11番目の経過報告で理解不能な文章があった。下に再掲する。
Since 349 animals were vaccinated from 2 to 30 June, the total number of vaccinated animals is 125,564.何度も読み返したがカンマの前の部分の意味が全くわからない。
「349頭の家畜が6月2日から30日の間にワクチン接種されて以後、ワクチン接種の全頭数は125,564」

発症を遅らせるための緊急ワクチン接種は世界的にみて実施例が少ないので、その効果の検証は今後についても、また対外的にも重要であろう。

結果的に、緊急ワクチン接種された個体数(牛と豚をプールした)125,564頭の内、48,822頭(38.9%)が擬似感畜として殺処分された(合計例数は69)。内訳は豚が33,704/79603 (42%)、牛(プラスその他)が15,118/45961 (33%)であった。データはコンタンのブログより。
http://konstantin.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/2010-567d.html

この緊急ワクチン接種の前にすでに感染していた、または抗体が上がる前に感染が起こった例が多数あったことがこの数字から良くわかる。また、ワクチン接種後には感染発症しても症状が軽くなるだろうから、見落とされたり、処分が進んでからは無視されたりしていた例が多かったのではないだろうか。一方、例数から見ると、ワクチン接種対象の母数が分からないが発症した農家の数の占める割合はかなり小さかったようである。つまり、経営規模が大きい、飼養頭数が多い所ほど発症率が高かった(頭数の少ない農家は発症しなかった)のだろう。

もう一つ重要なことは、位置情報である。ワクチン接種は移動制限区域、つまり(どこを中心にしたのか良くわからないが)10キロ圏の外側から内側に向けて順次行われ、豚が優先されたことが結果に反映されているかどうかである。接種期間が4日間しかなかったから、その優先順位によった差は小さいかもしれないが、発生中心地から見てより外側を早く押さえるという目的を達成できたかどうかの判断が欲しい。

OIEへの報告はもっと詳細なものがあるかどうか知らないが、WAHISサイトに記録されたものでは多くの重要なポイントが(意図的に?)伏せられているような印象を受ける。インターネットの世界ではPROMEDなどで世界中の関係者や家畜疫学の専門家が日本の口蹄疫の推移を見守っていて、様々な疑問や意見が見受けられる。国内事情で変なことをやって恥を掻いてもらいたくないので、その道のプロらしく科学的、客観的な分析に耐える報告を見せてほしい。
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by beachmollusc | 2010-07-02 19:43 | 口蹄疫

トロントロン

インターネット新聞JanJanの記事で紹介されている宮崎県川南町の地名トロントロン
http://www.news.janjan.jp/area/0909/0909210546/1.php
宮崎のおもしろ地名「トロントロン」
由来は西南戦争、はたまた江戸時代にさかのぼる
大谷憲史2009/09/22
下の写真は記者の大谷氏撮影
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いくつかの説が紹介されていますが、「トロントロン」が水の音に由来していることに変わりはないようです。

宮崎県川南町のすごいイルミネーション! トロントロンドーム (その1,2)
http://www.youtube.com/watch?v=3Nb0i8ceB68
http://www.youtube.com/watch?v=eJ-4xQBRwh4
トロントロン軽トラ市&ウェスタン・カーニバル
http://www.youtube.com/watch?v=lokiSHXBCnA

ザ・フェスティバル・イン・トロントロン
日本三大開拓地のひとつ川南で行われる真夏のイベントです。町内の若者が実行委員会を組織し、フロンティアスピリッツあふれるユニークなイベントを繰り広げます。毎年8月下旬に開催。平成20年は約3万人が来場しました。
http://matsuri.kanko-miyazaki.jp/search/search.php?key=22&kbn=evn

日向市から川南には車で国道10号線を走って40分くらいです。人ごみが大嫌いなので地元の名物祭りの「ひょっとこ踊り」の見物もしていない偏屈者(beachmollusc)は、川南名物の軽トラ市、夏祭り、冬のイルミネーションも見に行っていません。山の谷間の家でジットしているか、海辺や山中の誰もいない場所を徘徊する習性で、殻を閉じた貝のようなものです。

この川南という町は地元の人たちの意欲あふれる行事からわかるように「開拓者魂」があふれています。今回の口蹄疫災害でも決してくじけることはない町であると思いますが、受けた傷を癒すためには長い時間がかかりそうです。

4月25日に予定された軽トラ市が開催中止に追い込まれた時の「川南町トロントロン軽トラ市ブログ」:
http://ktora1.com/blog/2010/04/
4/25(日)の軽トラ市は中止になりました!!!! 管理人(2010年4月22日 14:30)
みなさま、こんにちは。
皆様もご存じの通り、川南町で「口蹄疫(コウテイエキ)疑似患畜」が発生したため、「中止」となりました!!
楽しみにしてくれていた皆様、出店者の方々・・・
ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんっ!!
多分、次回の5/23(日)の軽トラ市までには落ち着いていると思います・・・そう願います!!


しかし、その願いはかなわず、2ヶ月以上にわたる苦難が待ち構えていました。 

【口蹄疫】商店街も七夕飾りで元気を!  管理人(2010年6月29日 14:14)
6月28日(月)に、トロントロン商店街に七夕飾りがお目見えしました♪
よーく見てみると・・・・
折り紙で作った、とってもかわいいブタさんとかウシさんがいるんですよ♪
西都の方からの贈り物とか・・・。雨に濡れないようにしっかり管理しなきゃっ。
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(ブログから勝手に写真を借りて使いました)


トロントロンに戻ります。

川南商工会ブログの記事には:
http://www.miya-shoko.or.jp/kawaminami/
トロントロンの由来
 名貫川と小丸川に挟まれた川南の古くからの人々は、自然崇拝と神仏の信仰を生活の基にして慎ましい生活を送っていた。
 川南のほぼ真ん中に位置する新茶屋、清瀬、小池、湯牟田には、尾鈴山系や上面木からの豊かな伏流水による湧き水が至る所にあり、この地にも湧水が集まって小さな流れや高低差による小さな滝もあって、辺りに水音が木霊していた。現在の道路は豊後街道と呼ばれ、中世以降の日向の主要道路であった。この街道筋には高鍋秋月藩の指示で、寛政2、3年(1790)松の植林がされたが、それ以前から川南の各地には杉、松、楠などの木々が点々と立っていた。
 (以下略)

今の町の姿から昔の湧き水だらけの様子を窺い知ることは難しいが、国道10号線沿いに国の天然記念物「川南湿原」がある。
 
国指定天然記念物 川南湿原植物群落
 約30,000平方メートルの面積の中に78科283種(2000年現在)の植物が生息し、ナガバノイシモチソウ・ミズギクなどの貴重な植物がある。

名 称  国指定天然記念物川南湿原植物群落
指 定  昭和49年6月11日 天然記念物指定
面 積  約33,000平方メートル
標 高  約50メートル
植物の種類  約300種類(そのうち約100種が湿生植物)
勇水量  毎秒約15リットル
http://www.town.kawaminami.miyazaki.jp/syougaigakusyu/bunkashinkoshitsu/sitsugen.jsp

ようこそ宮崎  宮崎mini辞典  川南湿原:宮崎県児湯郡川南町 
http://www.0503ak1025.net/zz-kawasitu.html

自然の宝庫散策 川南湿原オープン 2009年11月26日 宮崎日日新聞
 貴重な湿原植物が数多く自生する、川南町の国指定天然記念物・川南湿原植物群落が25日、整備後初めて一般開放された。
 町内外からたくさんの人が訪れ、町文化財保護審議会会員らの説明を聞きながら自然の宝庫を散策した。
 同湿原は広さ約3万3千平方メートルで、78科300分類群の植物が群生。そのうち湿原植物は110種で、九州で唯一自生するミズギクなど希少50種を見ることができる。チョウトンボをはじめ、珍しい湿原生物も確認されている。


この湿地が川南の湧水地帯を象徴していることは言うまでもない。町の中心部からはすぐ近くにあり、口蹄疫の発生農家に取り囲まれている。

5月18日、つまり県知事が「非常事態宣言」を出した日の口蹄疫の発症農場の分布をグーグルアースの画面上で見る。児湯郡で処分と埋設の防疫処置が遅れたため、南の小丸川を越えて広がり、危機的状況となった時点の様子である。なぜ川南で埋設が遅れたかは、農場から家畜を移動することができないため、自分の地所と周辺で埋設可能な場所が見つからなかったということである。その理由は色々あっただろうが、物理的に不可能:地下水脈が浅くて掘ったらすぐ水が湧き出てしまって使えない場所が多かったためだろう。
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赤色は豚、濃い青は牛のの防疫が終わっていない農場であり、黄色は豚、薄い青は防疫処置終了の農場である。

青い筋に見える川は表層水であるが、川南ではとても複雑な流れ方をしている(地形の凹凸に対応)し、多数の湧水が流れ出て互いにつながっている姿も見られる。地域の地形と地質から見て、地下水脈はさらに複雑であろう。農場の分布を見れば、処置が終わったゾーンと終わっていないゾーンがモザイク状態で分かれていて、終わっていない場所は川筋に沿っているところが特に目立つ。

終息後にしっかり検証してもらいたいが、埋設場所が確保できずに長期間防疫処置ができなかった場所は農家が自分でいくら努力しても場所が見つからず、そして県も国も手をこまねいて助ける手段を用意できないまま、結果的に放置していたのではないだろうか。敵前逃亡大臣が「隠していないで出せ」といったのは掘っても水浸しで使いようがなかった所だったのではないか。町長も知事も補償問題に気をとられてしまって、防疫のための最優先事項だったはずの埋設場所の確保の問題をしっかり理解していなかったのではないだろうか。
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by beachmollusc | 2010-07-01 17:43 | 口蹄疫

獣医師と畜産農家対象の口蹄疫情報総合サイト

口蹄疫ウイルスを出している家畜の防疫処置が一段落したが、感染した動物から出た排泄物、糞尿、そして汚染された敷き藁などが大量に残っている。これらからウイルスが除去されるまでは、家畜の感染が再発する恐れは消えない。

ウイルス汚染された糞尿や堆肥をイギリスではどのように取り扱ったのかについて情報検索していたら、イギリスの野生動物の疫病についてとても詳しい、獣医や家畜農家が知りたい情報を網羅している(学術的な情報にもリンクさせている)イギリスのサイトに遭遇した。この中に鹿やイノシシなどの問題も詳しく記されている。

Foot-and-Mouth Disease
(with special reference to the UK 2001 and 2007 Outbreaks)
http://wildlife1.wildlifeinformation.org/list_vols/FMD/ContentsFMDMod.htm

FMD Quarantine and Disinfection:
  Introduction and General Information
  Movement of animals and their products
  Movement of people and disinfection of clothing
  Disinfection of vehicles
  Disposal of animal waste, contaminated bedding and foodstuffs
  Drainage and Water Run-off
  Disinfection of buildings and other enclosures
  Control of vermin, birds and cats and dogs
  Control of free-ranging wildlife

  Time required for quarantine restrictions and disinfection BEFORE restocking
  When to lift restrictions for unaffected stock in a region which has suffered a
   FMD Outbreak
  Authors & Referees

  上の赤字の項目が排水、糞尿、堆肥について、そして虫、鳥、犬猫、野生動物に関する留意点。

糞尿や堆肥、サイレージ(発酵飼料)の扱い方などについて、政府当局から出された資料を網羅し、農家のおかれた状況ごとに分かりやすく説明されている。口蹄疫ウイルスについての説明は別途に詳しい解説があるが、このガイダンス文書を見れば普通の農家で当面やるべきこと、注意点などが具体的に理解できそうである。これの日本語版をつくるべきかもしれない。

さらに、「よくある質問(FAQ)」のコーナーがある。

Frequently Asked Questions AND Misconceptions
... for UK Vets and Farmers
http://wildlife1.wildlifeinformation.org/list_vols/FMD/FMD_faqs.htm

良くある質問の一つを下に翻訳して紹介する。

Q: Would it be possible to control the disease in wild animals?
(野生動物について口蹄疫を押さえこむことはできますか)
A: Control of any disease in wild animals is difficult once it becomes established. Many wild animal populations are too widely dispersed for the virus to pass to sufficient new animals, so that FMD would be likely to die out in the population over a period of time. However, FMD has been known to persist in wild animal populations, including for a period in deer, and to return from wild populations into domestic stock. The best way to control disease in wild populations is to stop the disease getting into the population in the first place.

(一旦野生動物に発生した病気はどのような病気であっても押さえ込むことは困難です。野生動物の多くは互いに離れて生息していて新規の動物に伝染する機会が乏しいため、時間が経てば口蹄疫ウイルスは自然に消えて行くものと思われます。しかし、口蹄疫ウイルスは野生動物の鹿などでは長期間維持されることが分かっていますので家畜に戻って再発することが知られています。とにかく、口蹄疫を野生動物に広げないようにすることが基本です。)

当たり前の答ですが、日本ではそもそも野生動物対策が対策本部のマニュアルにはあっても現場にまったく周知されていなかったことが歴然としています。本部が現場の野生動物、鹿やイノシシの存在に無知だったこと、そして現場では野生動物のウイルス対策の必要性に無知だったことの国と県のダブル無知、無関心が根本にあったと思われます。

下の文章は野生動物に関するセクションの冒頭部分です(QandAの説明文になります)。

The Potential Role of Susceptible Wild Mammals in FMD Spread
Many countries have free-living (wild or feral) populations of species which are susceptible to FMD. If the disease were to enter such a population, it could not only affect those animals but also be transmitted back to domestic species. Transfer of the virus between wild and domestic animals is most likely where there is close contact between the animals.

Potential role and control of British wildlife
Deer are susceptible to FMD and produce similar amounts of virus to that produced by sheep or cattle. Wild boar are susceptible to FMD and develop disease similar to that seen in domestic pigs; it is probable that they produce similar quantities of virus to that produced by domestic pigs.
鹿は口蹄疫に感染し、羊や牛と同様な量のウイルスを出す。野性豚は口蹄疫に感染し、家畜の豚と同様な症状を示す。そして、おそらく豚と同程度のウイルスを排出するであろう。

上のサイトの情報源となった書籍の一つ:
Infectious Diseases of Wild Mammals Second Edition
Author(s) /Editors John W Davis, Lars H Karstad, Daniel O Trainer
Publisher The Iowa State University Press, Iowa USA (Year 1981)

"There seems to be little doubt that deer may, on occasion, constitute an important reservoir of virus." (B220).
鹿が時によって口蹄疫ウイルスの重要な保有者になることはほとんど間違いない。

During the last outbreak in California, USA, 22,000 deer were culled as part of the disease control operation and about 10% of these were found to be infected. (B58.6.w6)
カリフォルニアで口蹄疫が発生した時に22000頭の鹿が殺処分されたが、その約10%が感染していた。

一方、堆肥と糞尿と排水のウイルス汚染の問題は対策本部でも現場でも誰でも理解できたはずですが、その防疫が棚上げされていた、という事態をどのように理解してよいものか。パニックのまま放置状態であった現場の問題点を見て見ぬふりの対策本部とは、不思議な国です。そして、そのまんま「非常事態宣言」の解除ですか。

汚染物のウイルス対策については、もうすこしお勉強が進んでから情報をまとめます。
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by beachmollusc | 2010-07-01 09:02 | 口蹄疫