リンドウの栽培

秋が深まってから田んぼの周りの畦で枯れ草の中で咲くリンドウの美しさは言葉で表現できないほどです。

日向に移住してから野生のリンドウを庭で咲かせたいと思って、種をとって育てていましたが、やっとうまく育てることができるようになりました。

今日、11月11日は庭の最初の花が開いた記念すべき日となりました。

この写真の青色は現物の色を忠実に再現していないような気がしますが、それでも綺麗です。

鉢から伸びた茎にずらっと並んで咲く順番を待っている姿です。

リンドウ鉢は常に水がある水路の中に入れてあって、水を切らさないように注意しています。

リンドウは多年草です。花が咲いた茎は枯れて、その後地下から再生するように思われます。

幼植物の成長は極めて遅いものですが、花芽が着いた茎は急速に伸び、周囲の雑草の中から光を求めて頭を出します。

野外では田んぼの畦の周辺でも、湧き水がある場所でしか見られません。


この場所はイノシシの獣道となっているようです。

リンドウが咲く周辺では例年草刈がされていて、その時期が早すぎると花が咲く前にリンドウは刈り取られ、遅いと雑草に覆われてしまって出てくる花が少なくなります。リンドウを沢山咲かせるためには、絶妙なタイミングで草刈をしてもらわなければなりません。

リンドウの種を採った野生の株は全部で５，６本しかありません。ほかの場所では見かけていないので、このスポットは貴重です。

今年は草刈がされていなくて、昨日までに頭を出したのは１本だけ、その蕾が大きく膨らんでいました。

庭で咲かせたものとほぼ同じタイミングで野外でも今年最初の花が咲いたようです。

リンドウの花は、日がかげると開いた花が閉じる習性が見られます。